もの選びカタログ研究室 TopPage
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●ADSLを利用するには

ADSLは大変画期的な技術ですが、利用できるとは限らないのが難点です。
回線の敷設環境にいくつか制限があり、場合によっては利用できなかったり、利用できても速度が遅いことがあります。主な条件は、次のとおりです。

  • お住まいの地域の電話局が、ADSL接続に対応していること。
    • 電話局の交換機が対応していて、ADSL装置が設置されていることが必要です。
    • 各業者毎にADSL装置枠を確保するため、ADSL業者により対応地域が違います。
  • 電話局からお宅までの電話線に、すべて銅線が使われていること。
    • 電話線の途中に1箇所でも光ファイバーが使われていると、ADSLは利用できません。
  • 電話局からお宅までの電話線に、ノイズが少ないこと。
    • 電話局からの距離が遠いと、ノイズが多くなり速度が落ちることがあります。
    • ISDN回線の周波数と一部重なるため、近くにISDN回線が敷設されているとノイズが多くなって速度が落ちることがあります。
    • 電話線付近にある装置/設備(ドアホン、セキュリティシステム、無線局アンテナなど)の影響で、ノイズが多くなって速度が落ちることがあります。
    • 分岐や使用していない枝線が多いと、ノイズが多くなって速度が落ちることがあります。

実際に利用する際は、NTTで利用可能かどうか調べてもらってから契約します。
回線適合調査で不適合になると、いずれのADSLサービスも利用できません。調査結果が出るまでは、早まって他の契約を変更しない方が賢明でしょう。