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夢の壁掛テレビを省エネで実現する超薄型テレビ

薄型テレビと呼ばれるプラズマテレビや液晶テレビ。実際その画面の厚みは10数センチとブラウン管と比べて、格段に薄くなっています。でも、従来の薄型テレビを壁掛で使っている例はあまり見ないと思いませんか?

その理由は、画面の厚さではなく、実は重さにあります。
プラズマテレビとしては比較的小さい37V型でも画面重量が29kg前後、37V型液晶テレビでも22kg前後あり、この重さのものを壁に取り付けるには壁の強度が必要になります。新築でテレビの壁設置を考慮してあったり、たまたま設置位置に頑丈な柱が通っていれば良いのですが、普通の壁なら補強工事が必要になります。実際テレビのためにそこまでする人は少ないようで、結局テレビ台またはスタンド設置が現実的な選択となっています。

しかし、最近画面の厚さが4センチを切った超薄型テレビが発売されました。HITACHIのWooo UTシリーズと、SharpのAQUOS Xシリーズです。ついに“夢の壁掛テレビ”が現実のものとなってきました。

超薄型テレビの利点

超薄型テレビの良いところは、「画面が薄いこと」だけではありません。では、超薄型テレビが持つさまざまな利点を整理してみましょう。

薄いと軽い

重さの比較超薄型テレビは、文字通り画面の厚みが薄い分画面体積が少なくなると共に、大幅に「画面重量が軽く」なっています。例えば、37V型を例に画面部の重量を比較すると、従来プラズマテレビでは29kg前後、液晶テレビでは22kg前後なのに対し、Wooo UT37-XV700では14.6kgを実現しています。重量が15kg前後になってくれば壁掛テレビも現実的になってきます。さらに32V型のWooo UT32-HV700では10.9kg。これなら大きな額縁の絵画とたいして変わらない重量です。適当な柱があれば市販の耐荷ネジ等で壁への取り付けも現実的になってきます。

スタンドの比較壁掛設置にしない場合にも、「画面重量が軽いこと」の恩恵があります。それは、画面を支えるスタンドが小さくなること。平たく重い画面部を支えるには画面の奥行方向にスタンドの足が伸びていないと安定しませんが、重量の軽くなった超薄型テレビはスタンドの足も奥行方向を短くできます。実際、37V型で比較すると、従来の薄型テレビではスタンドの奥行寸法が37センチ前後に対し、Wooo UT37-XV700では31センチと、スタンドも薄型化しています。スタンドの薄型化で、今までより奥行の短い台や棚の上に置くことができ、インテリアの自由度がより広がります。

薄いと壁からあまり出っ張らない

視聴範囲例従来の薄型テレビを壁に取り付けた場合、壁の中央に15センチもの箱が出っぱることになります。奥行15センチというと薄い棚くらいあり、その圧迫感は意外に気になるものです。また、画面の視聴的にも画像表示面が壁から離れてしまうため、部屋の中で視聴に不適なエリアが増えてしまい、設置場所には注意する必要があります。

一方、超薄型テレビなら高い位置に取り付けても張り出しの圧迫感が少なく、視聴不適エリアが最小限で済みます。そのため、設置場所の自由度が広くなり、インテリアをイメージ通りのレイアウトにできるでしょう。

超薄型は最新技術が盛りだくさん

壁掛テレビには難点もあります。それは、一度付けると画面の向きを変えられないことです。特に液晶テレビはそのしくみ上、斜めから見ると画質が低下してしまうため、壁に取り付けると、おのずと視聴可能範囲も決まってしまいます。だから、壁掛テレビには広視野角の液晶パネルや倍速表示、高階調カラー対応など最先端の技術や機能が必須条件になります。そういうことはメーカーも先刻承知で、発売された超薄型テレビには各社の最新技術が盛り込まれています。長くつき合えるテレビを買いたいなら超薄型テレビを買っておけば安心というわけです。

薄いと消費電力も小さくなる

超薄型テレビが実現したポイントは、そのバックライト技術の進歩にあります。液晶テレビの場合、画像に均一なバックライトを当てる必要があり、そのために拡散板とバックライト蛍光管との間に距離が必要でした。超薄型テレビの場合は、拡散板や蛍光管の改良により距離を短くすることで、画面の厚みを薄くすることに成功しています。

また画面部の体積が少なくなることで冷却性能が厳しくなるため発熱を抑える必要があり、おのずと超薄型テレビは省エネ性能も進んでいます。

薄型テレビを選ぶなら

超薄型テレビは、その実現のために液晶パネル技術や高画質化技術、省電力技術などの最新トレンド技術が詰まった製品です。また、超薄型による軽量化は製造から運搬、使用、廃棄の製品ライフ各段階で環境負荷軽減につながるため、環境にやさしい製品とも言えます。これは、従来の薄型テレビの正常進化形として、今後の主流になっていくでしょう。

まだ発売されたばかりで価格は高めですが、これから薄型テレビを購入するのなら、「超薄型テレビ」を選んでおけば、しばらくは後悔しない最新機能と環境性能の実力を兼ね備えた買い物ができると思います。

価格比較

HITACHI Wooo UTシリーズSHARP AQUOS XSシリーズとも高人気が予想され、しばらくは高値が続くと思われます。だから超薄型テレビが欲しいのなら、しばらくの間は値段よりも「いち早く手に入れること」がお得な買い物と言えるでしょう。
超薄型テレビはまだ新しい製品なので、初期トラブルへの対応が安心なメーカー直販もお勧めです。また、実際に壁掛設置をするなら、オーディオやホームシアター設置実績が豊富なお店での購入が設置工事やアフターケアの点で安心です。

 

Sharpの直販サイト「シャープいい暮らしストア」では、安心のアフタケアはもちろん、アウトレットや再整備製品の特価販売など格安購入のチャンスも期待できます。
また、壁にピッタリ配置できる壁掛け風スタンドや釘打ち不要の壁掛け風家具シリーズなど、充実したメーカー純正のオプション製品でインテリアとのマッチングが広がります。

HITACHIの直販サイトはパソコンのみの取り扱いで、テレビは家電量販店や卸直売店、ネット通販等での購入となります。Wooo UTシリーズは、壁掛け設置をより簡単にできるように、石膏ボード用の壁掛取り付けユニットや壁に沿って設置するスタンドがオプションとして用意されていますので、併せて検討してみるとよいでしょう。

その他、お買い得情報やネットショップ情報はこちらをご覧ください。


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