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●ADSLとは

DSL技術は、一般回線の銅線を利用し、通話では使用されていなかった高い周波数でデータ通信を行う技術です。一般的にパソコンに内蔵されているアナログモデムでは、音声と同じ扱いで通話の周波数帯(0.3K〜3.4KHz)しか使わないので、最大56Kbps(毎秒約7千文字)の通信速度でした。ADSLでは、広い周波数帯(100K〜1000KHz)を256本に区切って使います。1本はアナログ通信を同等の速度でも、256本を同時に使ってデータを送信することにより、高速通信を実現しています。ADSLの8Mbpsサービスでは、最大8192Kbps(毎秒約104万文字)となり、約140倍のスピードでデータを受け取ることができます。

DSLには、利用のしかたによって種類があり、総称して「xDSL」とも呼ばれます。具体的には、上り(インターネットへ送る方向)を絞り、下り(インターネットから受け取る方向)を広げて通信速度を速くしたサービスを「ADSL」、上りと下りが同じ速度のサービスを「SDSL」といいます。

また、ADSLには各国の通信事情に合わせた追加仕様(Annex)が制定されています。日本では周波数帯が重なるISDNとの干渉を低減するため、Annex Cというデータ送信方法が採用されています。
ほとんどのADSL業者はAnnex C方式を採用していますが、YahooBBはアメリカと同じAnnex A方式を採用しています。