パソコン使いこなしノウハウ集 TopPage
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■Windows DTP Tips

※以下の記述は、イメージセッターへのフィルム出力を前提としています。

●なぜWindowsではレイアウトが崩れるのか。

Windowsで作成したページレイアウトデータをサービスビューローや印刷会社で出力してもらうと、レイアウトが崩れてしまうことがあります。画面とプリント結果が異なる現象にはいろいろな原因が考えられますが、ここではパソコンやプリンタが変わると画面上でレイアウトが変わってしまうという現象について考えます。
最終出力、つまりはサービスビューローや印刷会社でのイメージセッターへのフィルム出力の環境について考えてみましょう。 あなたの使っているパソコン&プリンタが、出力を依頼する会社のそれと全く一致することは、まずあり得ないでしょう。それはMacintoshでも同じことですが、Macintoshではパソコンの環境が変化してもレイアウトが維持されていました。
なぜWindowsはレイアウトが崩れるのでしょうか。どうやらWindowsは、接続されているプリンタやディスプレイの特性に合わせて画面レイアウト(解像度、印字範囲など)を調整するという仕様になっているようです。これは、ビジネス文書などの用途では都合が良いかも知れません。1行の文字数が変わってページが増減したとしても、印字範囲内に収まってくれた方が、印字範囲に入り切らずに端の文字が読めなくなるよりはマシです。一方、商業印刷では、校了後に文字や絵柄の配置の変化やページの増減があっては困ります。
この、Macintoshとは異なるWindowsの仕様に留意すれば、思わぬ事故を防ぎ、時間やコストの増加を抑えられるでしょう。

●レイアウトを維持するためには。

最終出力と同じ環境で制作する。

Windows DTPでは、制作を始める前に、出力を依頼するサービスビューローや印刷会社と打ち合わせ、以下のような点を統一するといいでしょう。

  • OSのバージョン
  • プリンタドライバ名とバージョン
  • 出力機のPPD(PostScript Printer Description)ファイル(プリンタの仕様や特性などが記述されたファイル)
  • 使用フォント
  • データを作成するアプリケーション名とバージョン

また、DTPレイアウトソフトの中には、上記のようなWindowsの仕様を回避してレイアウトを維持する機能を持つ製品もあります。できるだけ経験豊富な出力依頼先を探して相談してみましょう。

Windows DTPに対応したサービスビューローや印刷会社を利用する。

Windows DTPの普及に伴い、上記のようなWindowsの仕様が広く知られるようになってきた現在では、制作側に環境の統一を求める以外の対応策が講じられるようになってきました。
対応策のひとつとして、 サービスビューローや印刷会社の出力環境を変えることなく制作側の環境に合わせてレイアウトを調整するソフトウェアやシステムが開発されています。ただし、業務用の高価なものが多いので、導入しているところは限られるかもしれません。

PDFファイルにして入稿する。

もうひとつの対応策がPDFです。
PDF(Portable Document Format)は、PostScript環境でのフィルム出力の利便性の向上を目的としてAdobe社が開発したファイル形式ですが、この技術は、それだけにとどまらず、 Macintosh、Windows、UNIXといった異なるプラットフォーム間で文書を交換する際にレイアウトを維持する技術としても発展しました。
このPDFからの出力に対応した サービスビューローや印刷会社であれば、自分のところでPDFに変換してから出力依頼することで、レイアウトの心配はなくなります。
ただし、PDFの利用についてはいくつかの注意点があります。
印刷機能を持つあらゆるソフトウェアの書類はPDFに変換できます。PDFの応用範囲は幅広く、プレゼンテーションやマルチメディアプラットフォームなど、印刷から離れた用途もあります。一口にPDFといっても、作成するPDFデータは目的によって大きく異なります。多岐にわたる用途のなかから、印刷目的のPDFを作成するためには、ある程度の知識が要求されるでしょう。この点も出力を依頼するサービスビューローや印刷会社に相談するといいでしょう。

●Links

WindowsDTP協議会
Q&Aメーリングリストがあります。

アドビ システムズ社
数々のDTP用ソフトウェアを開発。PDFを作成するためのソフトウェア「Adobe Acrobat」を開発。

MdN Graphic Server
DTP関連雑誌「MdN」のホームページ。出力ショップ、スクール、ソフトウェアを探せるYellow Pageがある。

大日本スクリーン株式会社
総合印刷器材メーカー。MS Office製品のフィルム出力に対応するAVANAS MultiStudio Officeパッケージを開発。

イースト株式会社
レイアウト崩れ対策に有効なPostScriptプリンタドライバ「PSPrint」シリーズを発売。


マイクロソフト株式会社のサポート情報ページ
MS Wordのレイアウトについての情報

アドビシステムズ社のサポート情報ページ
windows版PageMaker 6.5 Plusについての情報